AIgazes 第7章 AIの仕組みと言葉の処理 / 7-2
光の破片が中央の幾何学的な構造体へ流れ込む様子
第7章 AIの仕組みと言葉の処理

第7章 AIの仕組みと言葉の処理 2 / 6

トランスフォーマーモデルとは

対話 49 / 53 ・ 2026年8月12日

質問

トランスフォーマーモデルとは?

Gemini の回答

トランスフォーマー(Transformer)は、2017年にGoogleの研究チームが発表したニューラルネットワークのアーキテクチャで、現在のLLM(GeminiやGPTなど)の基盤となっている構造です。

それ以前の主流だったRNN(再帰型ニューラルネットワーク)に対する主な革新点は、以下の2点です。

1. Self-Attention(自己注意機構)

文章内の全トークン間の関連性を同時に計算する仕組みです。文中で離れた場所にある単語同士の文脈的な繋がり(例:文頭の代名詞が後半のどの名詞を指しているか)を、距離に関係なく正確に把握できます。

2. 処理の完全並列化

RNNのようにテキストを先頭から1単語ずつ順番に処理するのではなく、入力全データを一括で並列計算します。これにより計算効率が劇的に向上し、超大規模データセットでの学習が可能になりました。

主な補足要素

  • Positional Encoding(位置エンコーディング)
    : 一括処理によって失われる「単語の順番・位置情報」をデータに直接算入・補完する技術。
  • Multi-Head Attention
    : 意味的な繋がりや文法構造など、複数の異なる視点(アテンション)を同時に並行計算する構造。

「逐次処理から並列処理へ」「文脈把握をSelf-Attentionへ一元化」したことで、大規模な言語モデルの構築を可能にした標準アーキテクチャです。